「FP3級を1ヵ月で合格したい!」そう考えてWebで検索される方は、できるだけ短期間でFP資格を取得したい忙しい方が中心かと思います。
結論から言えば、FP3級は勉強方法と計画次第で1ヵ月でも十分合格を狙える資格です。
そこで本記事では、FP3級を短期間で合格するための効果的な勉強法を詳しく解説します。
FP3級の試験日程や出題範囲など具体的な情報も交え、忙しい人でもコスパよく合格を目指すポイントをご紹介します。記事後半では短期合格に役立つおすすめのオンライン講座も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
FP3級の基本事項を理解しよう
改めて、適切な勉強計画と教材さえあれば、FP3級を1ヵ月で合格することは十分可能です。
しかし、その前にまずはFP3級について最低限理解しておくべき基本事項をご紹介します。
FP3級の合格率と難易度
FP3級は国家資格の中でも比較的易しい部類に入ります。
実際、FP3級の合格率は毎回おおむね70~80%前後と高く、しっかり学習すれば多くの受験者が合格しています。
ちなみに以下のグラフはFP3級の合格率の推移をまとめたものですが、このグラフからもFP3級が高い合格率であることがわかります(日本FP協会のグラフです)。

FP3級の試験日程と受験方式
かつてFP3級は年3回(1月・5月・9月)に試験が実施されていましたが、2024年4月よりCBT方式(パソコン受験)へ移行したことに伴い、一部の休止期間を除き通年受験が可能になりました。
自分の都合に合わせて全国の試験会場で受検できるため、学習スケジュールを立てやすくなった点がポイントです。
なお、以下の表は最新のFP3級と2級の休止期間になります。裏を返せば、ここに書かれていない日に受験できることを意味します。
| 2025年度の休止期間 | 2025年5月25日(日)~2025年5月31日(土) 2025年12月29日(月)~2026年1月5日(月) 2026年3月1日(日)~2026年3月31日(火) |
また、CBT方式への移行に伴い、受験方法はパソコンでの受験になります。ただし、自前のパソコンを使うのではなく、全国にあるテストセンターに行き、各会場に配備されているパソコンを使用して受験します。
パソコンを使用するとはいえ難しい操作は一切なく、画面の指示に従うことで誰でも簡単に受験できるのが特徴です。
ちなみに、FPのライトではCBT方式に関する記事も紹介していますので、CBT方式について詳しく知りたい方は合わせてお読みください。
FP3級の出題範囲(6分野)
FP3級では、ファイナンシャルプランニングに関わる幅広い分野から基礎知識が出題されます。具体的には以下の6つの科目(分野)が試験範囲となります。
- ライフプランニングと資金計画(ライフプランの考え方、公的年金・社会保険、教育費や老後資金の計画など)
- リスク管理(生命保険・損害保険など保険商品とリスクマネジメント全般)
- 金融資産運用(預貯金・株式・投資信託・債券など金融商品の基礎知識と運用)
- タックスプランニング(所得税を中心とした税金の仕組みと計算、節税の基礎)
- 不動産(不動産の基礎知識、取引の流れ、不動産に関する法律や税金)
- 相続・事業承継(相続や贈与の法律と税金、財産評価、相続対策の基礎知識)
学科試験では上記6科目から満遍なく出題されます。実技試験では、日本FP協会で受験する場合は6分野横断型の「資産設計提案業務」という科目となり、金財で受験する場合は「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」の2科目から1つ選択する形式です(いずれも内容はFP3級の範囲内です)。
FP3級の出題形式と合格点
FP3級は学科試験(正誤問題と3択問題)と実技試験(3択問題)の2つで構成されており、学科試験と実技試験の両方に合格することで資格を得ることができます。
また、FP3級の合格点は学科・実技いずれも満点の60%以上です。
全て選択問題で構成されており、且つ2択または3択という少ない選択肢も相まって、前述の通り高い合格率となっています(正直なところ、勘でも正解します。)
FP3級を短期間で合格するためのポイント

FP3級は取得しやすい資格のため、学習時間を多く確保できれば限りなく合格に近づくことができます。
しかし、忙しい方が短い期間、特に1ヵ月程度で合格するためには効率よく勉強することが重要です。
ここで短期間で合格するための主なポイントを押さえておきましょう。
ポイント①:できるだけ毎日の学習習慣を徹底する
1ヵ月という短期決戦では「明日まとめてやる」は禁物です。通勤通学や休憩時間などスキマ時間も活用し、毎日コツコツ継続学習することが合格への近道です。
ちなみに筆者の経験則上、1分でも多く学習することよりも、短い時間でも毎日継続させる方が知識が定着すると考えています。つまり「5分だけで良いから今日ここを学習しよう」「今日は2ページだけ学習しよう」といったイメージです。
1日あたりの学習時間を確保できる方は別ですが、この記事を読んでいる方は既に社会人として活躍している方や主婦(主夫)の方など、日々の学習時間をあまり確保できない方だと考えています。
このように忙しい方が短期でFP3級を取得することを考えると、とにかく短い時間でもいいから毎日継続させ、日々の学習内容を忘れないよう習慣づけることが大事であると考えています。
ポイント②:過去問をフル活用する
FP3級の学習には過去問の利用が欠かせません。実は、FP3級の過去問は無料で公開されています。
また、過去問と類似した問題が繰り返し出題される傾向にあります。そのため、市販テキストなどをある程度読んだら、ぜひ過去問演習に早めに取り組みましょう。
間違えた問題や分野をチェックして重点的に復習することで、効率よく得点力を上げられます。
ポイント③:わからないところは早めに解消する
FP3級の合格率は高いとはいえ、初めて6分野の内容に触れると必ずわからないところが出てくるはずです。
独学でわからない箇所にぶつかった場合、そのまま放置すると理解が進まず時間をロスします。
ネットや参考書で調べたり、後述する質問サポートを活用したりして、疑問点は早めにクリアにしておきましょう。
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FP3級に短期間で合格するための学習スケジュール例
具体的に1ヵ月で合格するための勉強方法を考えてみましょう。以下はFPのライトで考えた1ヵ月の学習スケジュールの例になります。
- 1週目:FPの全体像をつかむ期間です。テキストや講義動画で6分野の概要を学びましょう。それぞれの科目の基本用語や仕組み(例えば年金制度の仕組み、保険の種類、金融商品の特徴など)をインプットします。初週で全体像を把握することで、後の学習がスムーズになります。
- 2週目:分野ごとの学習を深める期間です。1週目で掴んだ概要をもとに、各科目の細かい論点をテキストで読み込みます。同時に章末問題や分野別の過去問題を解いて理解度を確認しましょう。間違えた問題はテキストに戻って復習し、知識を定着させます。
- 3週目:過去問演習に集中する期間です。市販の過去問題集やオンラインの問題演習システムを使って、実際の試験形式の問題を解きまくりましょう。時間を計って本番さながらに学科・実技の模擬試験に取り組み、自分の得点状況を把握します。この時期に苦手分野を洗い出し、重点的に復習を行います。
- 4週目:弱点補強と総仕上げの期間です。3週目までで間違えが多かったテーマを集中的に復習し、苦手分野をつぶしていきます。また、直前にはもう一度総合模擬問題にチャレンジしてみましょう。試験直前まで最新の情報(税制改正点など)も確認し、不安要素をなくして本番に臨みます。
上記では週ごとに区切っていますが、この中で最も時間を割くべきなのは「3週目」です。過去問や問題演習に1問でも多く挑戦することで、理解の定着や苦手分野の克服の効果があるからです。
なお、これは筆者が実際にFP3級を受験した当時採用していた方法です。あくまで一例であり、この方法を推奨するものではありません。
たとえば、「テキストの内容を細かく区切ってインプット量を減らし、その都度演習問題でアウトプットを繰り返す」人もいれば、「テキストではなくいきなり過去問から挑戦する」人もいると思います。
ご自身に合った勉強法やスケジュールを確立させ、最短での合格を目指しましょう!
短期間でFP3級を取得したい方におすすめの「FPのライト3級講座」
「FP3級を短期間で目指せることは分かったけど、市販のテキストで頑張れるかわからない」とお考えの方もいると思います。
そのような方はぜひFPのライトのオンライン講座をご検討ください。
特徴①:業界トップクラスの低価格でFP3級を学べる
現在FPのライトでは、 FP3級講座(動画講義・PDFテキスト&問題演習・無制限の質問サポート付き)を税込 2,980円という低価格で提供しています。
市販の3級テキストと問題集の2冊だけで3,000円を超えることが一般的です。そのような中でFPのライトでは3,000円以内で動画講義と、後述する質問サポートが付帯されています。
短期間でFP3級を目指す方にとっても安心してご利用いただけます。
特徴②:図解やイラストを使用したテキスト

価格が安いからといって、クオリティは一切妥協しておりません。FPのライトのテキストは図解やイラスト、カラーを使用することで視覚的に見やすい構成となっています。
要点を簡潔に伝えることで、なかなか学習時間を確保できない方にも効率良く学習できる設計となっています。
特徴③:過去問やオリジナル問題などを多く取り扱った動画講義

FPのライトはテキストの内容に連動した完全動画講義形式です。過去問やFPのライトで作問したオリジナル問題を講義ごとで紹介しながら、確実な理解の定着を目指します。
また、動画講義は1コマ当たり15分~30分程度の短時間ですので、通勤や通学時、家事などのスキマ時間に視聴できる点もメリットです。
(中には5分程度の動画講義もございます。)
特徴④:何度でも質問できるサポート
FPのライトでは、LINEを通じていつでも質問できるサポート体制をご用意しております。
他社教材は質問するたびに料金が発生したり、そもそも質問を受け付けていないコンテンツもございます。
FPのライトは回数無制限で分からないことをすぐに解消できるので、つまずかずに学習を進められます。
※質問用のLINEアカウントは購入後に登録URLが表示されます。
まとめ
FP3級は出題範囲こそ広いものの基礎レベルの内容が中心で合格率も高いため、1ヵ月の短期学習でも十分合格可能な資格です。忙しい方でも毎日のスキマ時間を積み重ね、過去問演習を軸に効率的な勉強を行えば合格点に届くでしょう。
しかし、短期間で合格するためには、継続した学習習慣と分からない点を速やかに解消することが大切です。
もし不安な方や独学に限界を感じる方は、紹介した「FPのライト」のような通信講座を活用して学習効率を上げるのもおすすめです。効率的に学んでFP3級一発合格を果たし、ぜひ今後のキャリアや生活に役立ててください。











