FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取得するためには、学科試験と実技試験の両方を合格する必要があります。とはいえ、これから始めてFP試験を受ける人にとって、「そもそも学科試験と実技試験って何が違うの?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はFP試験の学科試験と実技試験の違いと特徴について、分かりやすく解説します!
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FP試験における学科試験と実技試験とは

まずはじめに、FP試験における学科試験と実技試験とは何かをご紹介します。下の表に一言でまとめました。
学科試験 | 実技試験 |
---|---|
FPに必要な知識を中心に問う問題 | 架空の事例を使って解く実務形式の問題 |
このように、学科試験の知識がベースとなり、それを駆使して実技試験に挑む構造であることがわかると思います。
なお、FP試験(1級~3級)では学科試験と実技試験の両方に合格することでFP資格を得ることができます。
ですが、仮にどちらか一方だけ合格した場合、次回は不合格だったほうだけ受験して合格すれば資格を取得できます。
ただし、一部合格の場合は有効期限があるため注意が必要です。有効期限についてはFP2級と3級の違いを詳しくまとめた記事をご覧ください。
学科試験と実技試験の違い

それでは、FP試験における学科試験と実技試験の違いについて詳しく見ていきましょう。
FPのライトでは、FP2級と3級それぞれご紹介します。
FP3級の場合
FP3級の学科試験と実技試験の違いとして、大きく2つあります。
- 試験科目・出題形式
- 合格率
試験科目・出題形式
FP3級において学科試験と実技試験では試験科目や出題形式が異なります。特に、出題形式には大きな特徴があり、学科試験の場合は正誤問題(〇×問題)と3択問題で構成されている一方で、実技試験の場合は全問3択問題で構成されているという違いがあります。
試験科目と出題形式をまとめたものが下の表になります。
学科試験 | 実技試験 | |
前半30問:〇×問題 後半30問:3択問題 | FP協会「資産設計提案業務」 | 20問:3択問題 |
金財「個人資産相談業務」 | 大問5問計15問:3択問題 | |
金財「保険顧客資産相談業務」 |
もしFP3級の実技試験をどれにするか迷っている方は、以下の記事も合わせてお読みください。
参考:FP3級試験はどちらが良い? | FP協会と金財(きんざい)の違いとオススメを紹介
合格率
学科試験と実技試験は別々に行われることから、おのずと合格率にも違いがあります。以下はFP3級の合格率をグラフ化したものです。


FP協会と金財の試験問題の難易度に大きな違いはありませんが、グラフを見るとFP協会で約8割、金財で約5,6割と合格率に差があります。
「なぜ合格率に差があるのか」については別の記事で持論を紹介していますので、合わせてお読みください。
参考:FP3級の難易度と合格率を徹底解説!初心者でも合格可能?
FP2級の場合
一方、FP2級の学科試験と実技試験との違いは以下の通りで、大まかな内容は3級と同じです。
- 試験科目・出題形式
- 合格率
試験科目・出題形式
FP2級の場合、実技試験から記述式問題が導入されます。いきなり「記述」といわれると抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、金額などを数字で入力する程度であり、「20文字以内で記述しなさい」とか「筆者の意見を述べなさい」など文章で答えさせる問題は出題されません。
加えて、記述問題も全体の一部に過ぎないのでご安心ください。とはいえ、3級よりもグッと難易度が高まることに変わりありませんので、より事前学習が必要になります。
また、3級の学科試験は正誤問題&3択問題で構成されていますが、2級の場合は学科試験が全問4択問題になります。
そして、実技試験の科目数が5科目に増えます。ご自身がどのような目的や理由でFP2級を取得するかを明確にしたうえで受験する必要があります。
試験科目と出題形式をまとめたものが下の表になります。
学科試験 | 実技試験 | |
全60問:4択問題 | FP協会「資産設計提案業務」 | 40問記述式等 |
金財「個人資産相談業務」 | 大問5問計15問:記述式等 | |
金財「生保顧客資産相談業務」 | ||
金財「損保顧客資産相談業務」 | ||
金財「中小事業主資産相談業務」 |
合格率
FP2級の合格率も学科試験と実技試験で異なります。特にFP2級の実技試験は5科目と多岐にわたるため、合格率にもばらつきがあります。

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以上が学科試験と実技試験の違いになります。
まとめ
学科試験と実技試験はそれぞれ異なる特徴を持ちますが、どちらもFPの知識がベースになります。
正直なところ、FP資格を取得するためには学科試験と実技試験の両方に合格しなければなりませんので、この2つの違いを簡単に把握する必要はあっても、それを深追いしても仕方がありません。
簡単に特徴をおさえ、これから受験する方は是非学習の参考にしてみてください。
なお、FPのライトが提供する3級講座や無料問題を有効活用し、最低限の費用で効率よく合格を目指してください!