セカンドキャリアにFP資格取得|退職後にファイナンシャルプランナーを取得するメリットを解説

50代・60代で定年退職を迎えた後、「セカンドキャリア」として新たな仕事に挑戦したいと考える方は少なくありません。長年培った経験を活かしつつ、自分のペースでやりがいを感じられる仕事を探しているなら、ファイナンシャルプランナー(FP)という選択肢があります。

人々のお金の悩みに寄り添い、感謝されながら働けるFPは、シニア世代にも第二の人生で輝ける職業として注目されています。

この記事では、定年退職後にFP資格を取得して活躍するメリットや具体的な方法について詳しく解説します。

記事の後半では、効率的に学習できるオンライン講座『FPのライト』もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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この記事の著者

FPのライト専任講師 ゆーさく

・元市役所職員
・公務員在職時にファイナンシャル・プランニング(FP)技能士を取得
・現在は、FPのライト専任講師を務めるほか、日本FP協会支部活動にも参加し、地域独自のFPの普及活動を行う。
(AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士)

セカンドキャリアとは

「セカンドキャリア」とは、人事労務の用語で「第二の人生における職業」を意味します

もともとはプロスポーツ選手が引退後に就く仕事を指す言葉でしたが、現在では会社員や公務員が定年退職した後に新たに始める仕事、あるいは主婦が子育てを終えた後に復職するケースなど、幅広く人生後半のキャリア全般を指すようになっています。

人生100年時代と言われる今、定年後も自分らしく働き続けたいと考える人が増えており、セカンドキャリアの重要性はますます高まっています。

定年退職後は収入や生活環境が大きく変化しますが、「まだまだ社会に貢献したい」「生きがいを持って働きたい」と感じる方も多いでしょう。

セカンドキャリアは単なる再就職を指す言葉ではなく、自分の価値観に沿った生き方を表現する機会と言えます。

セカンドキャリアにFP(ファイナンシャルプランナー)を選ぶ人が増えている理由

退職後のセカンドキャリアとしてFP資格に注目する方が増えている印象を受けます。

以下の表はFP3級の受験者数をまとめたものです。直近2か年分と10年前の分が掲載されており、10年前と比べていかに受験者数が増えているかがわかります。

【参考】FP3級の受験者数

試験日受験者数(学科+実技)
2024年10月~2025年2月74,852
2024年4月~2024年9月70,421
2024年1月77,901
2015年9月26,438
2015年5月19,123
2015年1月26,206
2014年9月24,917
2014年5月19,681
2014年1月24,174
参考:日本FP協会「FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ」

年代ごとの受験者数の内訳は公開されていないため、どのくらい50代や60代の方の受験者数が増えているか不明ですが、少なくとも10年前よりFP資格に注目する方が増えていることは間違いありません。

また、CFP®・AFP認定者の年代別のデータが日本FP協会のホームページで公開されています。

以下の画像は、日本FP協会がまとめた「CFP®・AFP認定者 業種別属性・年代別属性データ」です。FP資格であるCFPやAFP認定者のうち、50代と60代合わせて全体の57%あることがわかります。

また、私はFP協会の支部活動に参加しているのですが、所属支部の大半が50代以上の方が中心で構成されています。

ですが、支部の皆さまは積極的に支部の活動に従事し、私自身もいつも刺激を受けております。

以上の3つの情報から、50代と60代の方を中心にFP資格に関心がある層が厚いと推察されます。
あくまでデータに基づく予想です。FP試験の受験者数の年代の内訳が公開されていない以上、断定するものではありません。

では、なぜセカンドキャリアにFPが選ばれている可能性があると予想するのか、主な理由をご紹介します。

理由①:人生経験が強みになる

50代・60代までの人生で培った豊富な経験やスキルは、FPとして大きな武器になります。例えば子育てや住宅購入、自身の老後資金準備などの体験は、お客様の悩みに共感し、親身にアドバイスする上で大いに役立ちます。

実際、支部活動に参加していると、様々な経歴の方がコミュニティで情報交換やスキルアップに励んでいます。中には定年退職後にFP資格を取得し、第一線で活躍している方もおり、「人生の先輩」として説得力のあるアドバイスをされている姿が印象的で、私も先輩方から学ばせていただいております。

FPが扱う知識は、年齢や経験を重ねることで価値が増す魅力があります。

理由②:体力的な負担が少なく、柔軟な働き方ができる

FPの仕事はデスクワークが中心大きな肉体労働を伴いません。そのため年齢を重ねても無理なく続けやすいのが特徴です。

通勤の負担もなく、自宅やカフェ、オンラインで相談業務ができる点も嬉しいポイントです。自分のペースで働けるので、家族との時間や趣味も両立しながら取り組めるでしょう。

理由③:自分自身の老後設計に役立つ

FPの知識には、定年退職後の生活に役立つ内容も多く含まれています(公的医療保険制度、公的年金、金融資産運用、相続など)。

FP資格の取得自体が、自身の老後設計に役立てることができるのもFP資格が選ばれる理由の1つです。

以上のような理由から、退職後にFPを目指す方が増えています。

経験豊富なFPは同世代の相談者からも共感・信頼を得やすく、金融機関や保険会社から再就職先として求められたり、逆にフリーで独立開業して活躍する道も開けています。

未経験からでもFP資格取得はできる?

「今から未経験で資格に挑戦するのは不安…」という方もご安心ください。

FP3級から始めるのが一般的ですが、合格率は70~80%と高く、初学者でも取得しやすい資格です。

また、年齢や学歴の要件がないため、誰でも気軽に挑戦できるのも魅力です。

FP資格がなくても働ける職場は多いですが、将来信頼されるFPとしてキャリアを築きたいなら、ぜひ取得を目指しましょう。

はじめてFP学習する方も安心な「FPのライト」講座

「FPの必要性は理解できたけど、今から学習を始められるか不安」とお悩みの方はぜひFPのライトのオンライン講座をご検討ください。

特徴①:業界トップクラスの低価格2,980円で始められる

現在FPのライトでは、 FP3級講座(PDFテキスト・問題演習・無制限の質問サポート付き)を税込 2,980円という低価格で提供しています。もちろん教材は毎年の法改正に合わせて内容がアップデートされていくため、常に最新の情報で安心して学習を進められます。

毎年テキストを買い直す費用や、自力で改正点を調べる手間を考えれば、常に最新情報で学べる講座の方が、結果的に経済的と言えるでしょう。

特徴②:図解やイラストを使用した見やすいテキスト

特徴②:図解やイラストを使用した見やすいテキスト

FPのライトのテキストは図解やイラストを多用し、視覚的に見やすい構成となっています。

また、フルカラーテキストで読みやすく、最後まで学習を進めることができます。

特徴:何度でも質問できるサポート付き

FPのライトでは、LINEを通じていつでも質問できるサポート体制をご用意しております。

他社教材は質問するたびに料金が発生したり、そもそも質問を受け付けていないコンテンツもございます。

FPのライトは回数無制限で分からないことをすぐに解消できるので、つまずかずに学習を進められます。

まとめ

定年退職後のセカンドキャリアとしてFP(ファイナンシャルプランナー)を選ぶ人が増えています。その背景には「自分の経験を活かせる」「柔軟に働ける」「人の役に立てる」といった魅力があります。

さらに、FP資格の勉強を通じて得た知識は自身の老後の生活設計にも役立つため、一石二鳥と言えるでしょう。実際に多くのシニア世代がFP資格を取得し、第二の人生でイキイキと活躍しています。退職後に新たな目標を持ち、生涯現役で輝きたいなら、FPは大いに検討価値のある選択肢です。

もちろん、新しい分野へのチャレンジには不安がつきものです。そんなときこそ、「FPのライト」のようなオンライン講座を活用し、効率よく知識と資格を手に入れましょう。

年齢に関係なく学び続ける姿勢が、充実したセカンドライフへの第一歩となります。