FP3級に落ちた理由と次回への対策|不合格から次回の合格を勝ち取るたの再挑戦ガイド

FP3級(3級ファイナンシャル・プランニング技能士)は合格率が比較的高く、「誰でも受かる」「易しい」と言われることが多い資格です。

そのため、万が一不合格という結果を受け取った際、必要以上にショックを受けたり、「自分には向いていないのではないか」と自信を失ってしまったりする方も少なくありません。

しかし、FP3級は決して「勉強せずとも受かる試験」ではありません。出題範囲は、年金、保険、資産運用、税金、不動産、相続・贈与と多岐にわたり、日常生活では馴染みの薄い専門用語や数字、計算式が数多く登場します。

本記事では、FP3級に落ちてしまった原因を冷静に分析し、次回の試験で確実に合格を勝ち取るための具体的な戦略を解説します。不合格を「知識をより深めるためのステップ」と捉え、再スタートを切りましょう。

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この記事の著者

FPのライト専任講師 ゆーさく

・元市役所職員
・公務員在職時にファイナンシャル・プランニング(FP)技能士を取得
・現在は、FPのライト専任講師を務めるほか、日本FP協会支部活動にも参加し、地域独自のFPの普及活動を行う。
(AFP、2級ファイナンシャル・プランニング技能士)

FP3級の合格率について

FP3級の合格率は、実施機関(日本FP協会、金財)や受験形態にもよりますが、学科試験・実技試験ともにおおよそ40%〜80%程度で推移しています。

数字だけを見ると高く感じられますが、裏を返せば受験生のうちの2割~最大6割近くが不合格になっていることを意味します。

特に、会社などの団体受検が多い「きんざい」の実技試験では、合格率が50%を下回る回も珍しくありません。

FP3級が簡単な資格と言われる理由

合格率が高いFP3級ですが、他にも以下のような理由から「簡単な資格」であると言われています。

  1. 正誤問題と3択問題で構成されている
  2. 6割以上で合格できる
  3. 基礎的な問題がほとんど

しかし、お金のことを初めて学習した人にとって6分野の知識を網羅することは決して容易ではありません。

今回不合格だったのは、決してあなたの能力のせいではなく、単に合格に必要な準備のポイントが少しだけずれていた可能性が高いのです。

FP3級に落ちてしまった主な原因

次回の試験で合格するためには、まず「なぜ今回届かなかったのか」という原因を特定する必要があります。多くの場合、以下の4つのいずれかに当てはまります。

  1. 基礎知識の理解不足と暗記の限界
  2. アウトプット(演習)不足
  3. 苦手分野を放置したことによる失点
  4. 試験形式(CBT方式)への不慣れ

原因①:基礎知識の理解不足と暗記の限界

FP試験は暗記要素が強い側面がありますが、単なる丸暗記では太刀打ちできません。

例えば、健康保険の被扶養者要件や所得税の所得控除制度など、単に数字や用語を覚えるだけではなく「なぜその制度があるのか」「どういう時に適用されるのか」という仕組みを理解していないと、選択問題で誤答する可能性があります。

そして、せっかくFPという生活に役立つ知識を学んでいるのに、暗記だよりの勉強法の場合、理解が定着しづらくただ単に「資格を取るための学習」となってしまいます。

FP3級を勉強するメリットはたくさんありますので、暗記に頼らない学習方法(記事後半で紹介)を取り入れましょう。

原因②:アウトプット(演習)不足

市販のテキストを一通り読んだだけで「分かったつもり」になっていませんでしたか?

FP3級の試験では、テキストで学んだ知識を具体的な事例に当てはめる力が求められます。

特に実技試験ではキャッシュフロー表の計算問題や保険証券の読取り問題、親族関係図から法定相続分を求める問題など、手を動かさないと解きにくい問題も出てきます。

FP3級に限らず、学習方法で重要なのは演習問題や過去問を解くアウトプットです。

1問でも多くの問題に向き合い、そして何度も繰り返し解くという行為を繰り返すことが求められます。

原因③:苦手分野を放置したことによる失点

FP3級は以下の6つの分野から出題されます。

  • ライフプランニングと資金計画(公的年金や社会保険、6つの係数など)
  • タックスプランニング(所得税など)
  • リスク管理(生命保険・損害保険など)
  • 金融資産運用(株式や投資信託、債券の基礎など)
  • 不動産(不動産に係る法令、建蔽率・容積率の計算など)
  • 相続・事業承継(相続分や遺留分、相続税の計算など)

3級といえど幅広く出題されるため、「計算が苦手だからタックスを捨てた」「不動産は興味がないから後回しにした」といった偏りがあると得意分野でミスをした際のリカバーができなくなります。

原因④:試験方式(CBT方式)への不慣れ

原因④:試験方式(CBT方式)への不慣れ

現在、FP3級の試験方式はCBT(Computer Based Testing)方式となっています。

従来の紙の試験とは異なり、パソコンの画面上で問題を読み、マウスで選択肢を選び、メモ用紙と電卓を駆使しながら回答する流れになっています。

仕事などで普段からパソコンを使用する方であっても、実際の試験会場にあるパソコンに触れると、操作感に戸惑い本来の力を発揮できないケースも考えられます。

再受験に向けた合格戦略:FP3級の学習方法の見直し

FP3級に不合格になってしまった方の中には、ここまで読んで1つでもご自身に心当たりがある方もいるかと思います。

そこで、不合格になった原因が分析できたら、次は具体的な対策フェーズに移ります。

再受験で確実に合格するためのステップは以下の通りです。

  1. 頻出問題を完璧にする(学科)
  2. 計算パターンを習得する(実技)
  3. 最新の法改正に対応する(学科&実技)

なお、余談ですが筆者はFPのライトの3級講座を作成した際、過去問を10年分以上分析しました。その経験則なども踏まえてご説明いたします。

ステップ①:頻出問題を完璧にする(学科)

筆者が過去問を分析した体感上、学科試験の約7割~8割は過去に出題された問題の類似問題であると考えています。

そこでまずは、直近の過去問3〜5回分を繰り返し解き、「なぜその選択肢が正解なのか(あるいは間違いなのか)」を理解できる状態にしましょう。

ステップ②:計算パターンを習得する(実技)

実技試験は、学科試験よりもさらにパターン化されています。

特に実技試験では、以下のような問題が頻繁に出題されます。

  • キャッシュフロー表(n年後の収支や金融資産残高)の計算問題
  • 高額療養費の自己負担額
  • 建ぺい率・容積率の計算
  • 法定相続分と相続税の基礎控除額

これらの計算は公式を覚えるだけでなく、実際に電卓を叩いて何度も練習することが重要です。

ステップ③:最新の法改正に対応する(学科&実技)

FP試験には「法令基準日」が存在します。これはいわば試験範囲の基準となるもので、1年ごとに法令基準日は変わります。

そのため、もし古いテキストや問題集を使っていると、最新の制度や法令に対応できず、覚えたこと自体が間違いになってしまうリスクがあります。

現在はCBT方式が採用されご自身で試験日を指定することが可能ですので、必ず受験する年度に対応した最新の教材を使用してください。

【2026年最新】法令基準日

試験日合格発表日法令基準日合格点
2026年4月1日~4月30日5月20日2025年4月1日

学科36点(60点満点)
FP協会実技:60点(100点満点)
金財実技:30点(50点満点)

2026年5月1日~5月23日6月15日
2026年6月1日~6月30日7月15日2026年4月1日
2026年7月1日~7月31日8月18日
2026年8月1日~8月31日9月15日
2026年9月1日~9月30日10月16日
2026年10月1日~10月31日11月17日
2026年11月1日~11月30日12月15日
2026年12月1日~12月27日1月19日
2027年1月6日~1月31日2月16日
2027年2月1日~2月28日3月15日

2度目の挑戦で確実に合格を掴みたい方は、FPのライトのオンライン講座

P3級の試験に一度落ちてしまったことで、「自分には向いていないのではないか」「どのように勉強し直せばよいか分からない」と立ち止まってしまう方も少なくありません。

特に独学で限界を感じた方や、テキストの内容が頭に入りづらいと感じている方には、FPのライトのオンライン講座がオススメです。

特徴①:市販テキストよりも低価格で充実した学習環境

再受検にあたって、教材を買い直すコストを懸念される方も多いはずです。

FPのライトでは、FP3級講座(動画講義・PDFテキスト・問題演習・無制限の質問サポート付き)を、税込2,980円という業界トップクラスの低価格で提供しています。

一般的に、市販の3級テキストと問題集を揃えるだけで3,000円を超えることが珍しくありません。

FPのライトであれば、書籍と同等、あるいはそれ以下の費用で、プロによる動画講義と回数無制限の質問サポートまで受けることが可能です。

特徴②:視覚的な理解を助ける図解・イラスト中心のテキスト

特徴②:視覚的な理解を助ける図解・イラスト中心のテキスト

「文字主体のテキストでは内容が理解しづらかった」という点は、不合格の原因として多く見られます。

FPのライトのテキストは図解やイラスト、カラーを多用しており、視覚的に整理された構成が特徴です。

特に多くの方が苦手とする所得税などの複雑な仕組みも、図解を通じて体系的に学ぶことができるため、丸暗記に頼らない本質的な理解を助けます。

特徴③:アウトプットを重視した短時間の動画講義

特徴③:アウトプットを重視した短時間の動画講義

FP3級の合格には、インプットだけでなく過去問を解くアウトプットの習慣が不可欠です。本講座はテキストの内容と連動した完全動画講義形式であり、講義の中で過去問やオリジナル問題を随所に盛り込んでいます。

動画は1コマ15分から30分程度(短いものでは5分程度)に凝縮されているため、通勤時間や家事の合間といったスキマ時間を利用して、効率的に復習と問題演習を繰り返すことができます。

特徴④:挫折を防ぐ「回数無制限」のLINE質問サポート

独学で最も大きな壁となるのが、「分からない箇所をそのままにしてしまうこと」です。

FPのライトでは、LINEを通じて講師に直接質問ができるサポート体制を整えています。

他社の教材では質問ごとに料金が発生したり、そもそも質問を受け付けていなかったりする場合もありますが、本講座は回数無制限で利用可能です。

疑問点をその都度解消することで、苦手分野を作らずに自信を持って試験当日を迎えることができます。
※質問用のLINEアカウントは、購入後に表示される登録URLから追加いただけます。

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まとめ:不合格をバネに「一生物の知識」を定着させる

FP3級試験に落ちてしまったことは、決して恥ずべきことではありません。

むしろ、一度の学習で曖昧にしていた部分を再挑戦を通じて完璧に理解することは、将来の資産形成や仕事において「より強固な知識の土台」を築くことにつながります。

FP3級で得られる知識は、自分自身の人生を守り、豊かにするための武器になります。

「次回の試験で必ず合格しよう」という決意とともに、新しい学習の第一歩を踏み出しましょう。