「FP2級って難しいって聞くけど、本当に独学で合格できるの?」
「合格率ってどれくらい?団体で違いはあるの?」
そんな不安や疑問を抱えている方のために、この記事ではFP2級の最新合格率や実際の難易度、効果的な勉強方法までわかりやすく解説します。
この記事を読めば、自分に合った勉強法と受験スタイルが見つかり、合格までの道筋が明確になります。
FP2級の難易度

前提として、FP2級は3級よりも難易度がグッと高まり、1日1〜2時間の学習でもおよそ2ヵ月以上の学習時間の確保が必要になります。
なお、3級と同様に試験は日本FP協会と金融財政事情研究会(金財)の2つの試験機関があり、FP協会と金財の共通問題である学科試験と、実技試験の両方に合格することでFP資格を取得することができます。
FP2級の合格率
それでは、FP2級の合格率がどのくらいなのかを見ていきましょう。FP協会と金財それぞれの合格率の推移をグラフにまとめました。
(線をタップすると合格率が表示されます)
日本FP協会
参考:日本FP協会 FP技能士の取得者数及び試験結果データ
ちなみにFP協会の場合、実技試験は「資産設計提案業務」という科目名になります。FP試験の6つの試験科目から満遍なく問題が出題されるのが特徴です。
なお、3級の合格率は8割~9割を推移してるため、このデータだけでも難しくなっていることがわかります。より詳しいFP3級の合格率を知りたい方は、「FP3級試験の難易度と合格率を徹底解説」という記事で詳しくご紹介していますので、合わせてお読みください。
参考:FP3級の合格率
参考:日本FP協会 FP技能士の取得者数及び試験結果データ
金財
参考:金融財政事情研究会「[種目別試験結果]ファイナンシャル・プランニング技能検定」
続いて金財の合格率を見てみましょう。金財の実技試験は2級から新たに「中小事業主資産相談業務」が加わったほか、3級の保険顧客資産相談業務が「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」に分かれ、個人資産相談業務と合わせて4種類から選ぶ形となります。
合格率を比較すると、いずれの科目も5割~6割を下回ることがあるものの、傾向としては「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」の3科目の方が、「個人資産相談業務」よりもやや高い水準にあることが多いようです。
この背景として考えられるのは、これら3科目がいずれも特定の業務領域に特化していることです。そのため、保険会社や金融機関、税理士・会計士などの士業といった、試験内容が日常業務と密接に関係する受験者が多く、実務経験に裏打ちされた知識によって合格率が相対的に高くなる傾向にあると考えられます(※あくまで筆者の見解です)。
FP2級の試験時間
FP2級の試験時間は学科試験が120分、実技試験が90分です。
FP2級の合格点
合格点は6割以上です。
FP2級に必要な勉強時間

FP2級の合格に必要な勉強時間はおよそ150~200時間程度とされています。そのため、仮に1日2時間勉強すると、75日~100日程度で合格できることになります。
ただ、2025年4月からFP2級もCBT方式が導入され、従来よりも受検しやすくなっています。そのため、ご自身で受検する時期を定めたうえで、必要な勉強時間を逆算することで着実に合格に近づきます。よりFP2級のCBT方式について詳しく知りたい方は、CBT方式の注意点や試験方法を解説した記事を合わせてお読みください。
おすすめの勉強方法
ここで、私がFP3級を勉強した時の方法をご紹介します。2020年にFP2級を取得した当時、私はお金の寺子屋と過去問を活用しておりました。
お金の寺子屋
お金の寺子屋はFP2級、3級を中心とした学習コンテンツです。特徴的なのがYouTubeで講義動画を公開している点です。1動画の尺も数分から最大20分程度で構成されているため、飽きずに学習できる点も良く、重宝しておりました!
過去問
FP試験は過去問が公表されています。FP受検者のほとんどが過去問演習を行っており、私も使用しておりました。試験団体のHPでも無料公開されているだけでなく、お金の寺子屋にも過去問と簡単な解説も添えていますので、併用しながら学習していくことを推奨いたします。
FPのライト
FPのライトでは、どなたでも挑戦できる無料問題をご用意しています。
執筆現在、2級のコンテンツは未公開ですが、FP2級の内容は3級の内容と重複する部分が多く存在するため、復習もかねてぜひ無料問題に挑戦してください!FP試験の過去問などを分析し、より出題頻度の高い問題を中心に、盲点になりがちな知識まで幅広く扱っております。
まとめ
FP2級級は3級と比べると知識量や難易度は上がりますが、3級の内容の延長線上にあるのが2級の内容です。ポイント重視で短期間の合格も可能だった3級に比べ、しっかりと知識をつける必要があるのは確かですが、テキストをしっかりと読み込んで問題を解いていくことで合格を勝ち取ることができます。
ぜひ3級合格の過程で身につけた知識や考え方を力にして、よりブラッシュアップさせて2級の勉強に取り組んでみてください!
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