こんにちは😊FPのライトです!
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今回は、【FP2級の試験科目別の難易度(学科編)】について解説していきます!
すでにFP2級の試験勉強を進めている人やこれから始める人も、2級の科目ごとの難易度が気になる人も多いのではないでしょうか?
FP2級試験は3級と同じく6つの分野で試験科目が構成されていますが、3級と異なる点がいくつかあります。
2級試験での科目ごとの内容と難易度について、3級との違いやオススメの学習方法と合わせてご紹介します!
目次
FP2級の試験科目について
まず前提として、2級の試験科目は3級と同じく6つです。
大きな違いとしては、2級ではより掘り下げた知識が出題される点や、法人関係の問題が出題される点です。
①ライフプランニングと資金計画
②タックスプランニング
③リスク管理
④金融資産運用
⑤不動産
⑥相続・事業承継
学科試験の難易度
以上のことをふまえて、学科試験科目ごとの難易度、内容や学習ポイントを見ていきましょう!
ライフプランニングと資金計画
まず、ライフプランニングと資金計画の難易度は易しいです。
個人のライフイベントに基づく資金計画の立て方や、公的年金、社会保険、教育資金、住宅取得資金などの知識、ライフイベント表やキャッシュフロー表の作成方法など、3級よりも各内容を詳しく理解していくことが求められます。
しかし、テキストをしっかりと読みこみ演習問題に慣れていけば正解することはそこまで難しくありません!
2級になり「中小法人の資金計画」という項目が新たに追加されています。上記の問題のような法人の資金調達の方法や、賃借対照表、損益通算書やキャッシュフロー計算書など、企業の財政・経営にまつわる知識が扱われますので、実際に練習問題で作成しながら慣れていくと良いでしょう。
タックスプランニング
タックスプランニングの難易度は難しいです…。
3級までの税金の基本的な計算方法を理解した上で、より詳細な税制の知識について出題されます。2級では法人の税制についての問題も加わりますから、計算問題含めて難易度が上がっています。
そこで、まずは各種制度について一つ一つ学んでいきながら演習問題で税額の計算にも慣れていきましょう。
特に、タックスの知識はリスク管理や不動産などとも深くかかわってきますので、難しいですがしっかりと理解したいところです。
具体的な数値を使った計算問題が多いため、税制の細かな部分まで実際に問題を解いていきましょう。 また、2級では上記問題のような「消費税」や、「法人税」「法人住民税」などの法人の税務や決算書に関わる問題も出てきますので、個人だけでなく企業目線での税知識も一つ一つ覚えていきましょう。
リスク管理
リスク管理の難易度は普通です。
生命保険や損害保険、第三分野の保険(医療保険、がん保険など)など、それぞれの保険商品の種類や性質、違いについてさらに細かな知識が問われます。
生命保険の税額控除などの税金に関する問題も出題されます。
保険に関する実務経験がある人以外は知らない内容も多いため、難しく感じる場合もあると思いますが、まずは自分が加入している保険商品など身近なところから学んでいくと理解がしやすいでしょう!
保険商品の種類や特徴、保険契約の基本事項、税金控除について、それぞれの違いや性質について、分類整理しながら理解していくと良いでしょう! なお、タックスで学習した一時所得や所得控除(生命保険料控除や地震保険料控除)などが、リスク管理と関連するため、タックスを復習するのもおすすめです。
金融資産運用
金融資産運用の難易度は難しいです…。
金融資産運用では、株式、債券、投資信託、外貨建て商品など、様々な金融商品の基本知識や投資理論について学びます。また、リスクとリターンの関係や、資産配分の方法についても学びます。
金融や資産運用に関わる知識問題が多く、投資経験のない人には初めて見る用語や知識が多いため、多くの人にとっては6科目の中では最も難しく感じやすい分野かもしれません。
金融資産運用では、利率などの計算の問題も出てきますが、投資の経験がない人はまずは用語を覚えていきましょう。 その他、もし資産運用を行っていない方は実際に少額から投資を始めてみるのも勉強方法としてアリだと思います!
計算問題もたびたび出てきますので、実際に練習問題を解いていきながら金融知識や用語について徐々に慣れていくほうが良いでしょう。
※資産運用に充てるお金は、必ず余裕資金を用いてください。
不動産
不動産の難易度はやや難です。
不動産取引の実務的な知識が問われる分野です。不動産関係の仕事をしている人は理解しやすいですが、それ以外の人には見慣れない用語や法律が多いため、6つの試験科目の中では難しく感じる人も多いかと思います。
読むだけでは分かりにくい部分もありますから、実際に練習問題を解いていきながら用語や知識を身につけていく必要があります。
3級で学んだ内容をベースにして、それぞれのカテゴリごとに小分けして整理しながら覚えていくと良いでしょう。 また、不動産もタックスの内容と関わりが強い科目です。タックスの範囲が不動産の部分とどう繋がっていくか、頭の中で関連付けながら学習を進めていきましょう。
相続・事業承継
最後に、相続・事業承継ですが難易度は超!難しいです…。
相続は人生で何回も起こるイベントでは無いため、非常にとっつきにくく、苦手意識を持つ方も多い科目です。
とはいえ、相続に関する問題は多くの人が経験する分野ですので、自分の身に置き換えながら学んでいくと理解が進みやすいでしょう。
個人的には、相続財産の評価(貸宅地や貸家建付地の評価額の計算など)が大きく苦戦する方もいらっしゃるのではないか思います…! 評価額の計算の際には、丸暗記せず簡単なイラストを書いてイメージを膨らませたりするのが良いでしょう。
おすすめの学習の流れ
ここまで読んでいてお気づきの人もおられるかも知れませんが、多くの試験科目ではタックスプランニングの知識が関わっています。
そのため、FPライトはタックスを2番目に学ぶことをおすすめしています。
FPのライト無料問題を活用しよう!
最後に、FPのライトの無料問題を活用する方法をご紹介します。
FPのライトの無料問題は次の特徴があります。
FPは反復で学習するのが合格への近道です。何度でも挑戦しよう!
②問題はランダムで出題!
ダメだとわかっていても、何度も問題に挑戦するとどうしても答えを覚えてしまうことも…。
挑戦するたびに出題順が異なるため、暗記に頼らない学習が実現できます。
③制限時間タイマー付き!
実際の試験時間から逆算し、独自の制限時間を設けております。
本番さながらに学習できるため、正解して時間が余るようであれば、合格はもう目前!!
FPのライトオリジナル問題を多数ご用意しており、試験時間から逆算した目標時間ベースで制限時間を設けているため、FPのライトの問題が解けたら本番は試験時間で苦戦する可能性はグッと下がります!!
スマホでも気軽に学習できるため、通勤・通学のスキマ時間にぜひ、FPのライト無料問題を活用しましょう!
まとめ
FP2級試験は試験科目は3級と同じといっても、より掘り下げた制度の理解や法人関係の知識、細かい計算が必要な実技試験など、3級よりレベルがグッと上がっているのがわかるかと思います。
ですが、内容としては3級の延長線上にあるものですので、理解不足で迷ったときは3級のテキストに戻りつつ、一つずつ知識を積み重ねていってください。
FPライトでは、クイズや無料問題のコンテンツもありますので、こちらをぜひ活用していきながら、合格に向けて学習を続けていってください!