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【徹底比較!】FP(ファイナンシャルプランナー)2級と3級の違いとは?

 

こんにちは😊FPのライトです!
 

今回は、FP(ファイナンシャルプランナー)2級と3級の違いについて、解説していきます!

FP3級を既に合格している方や、現在FP試験の受検を考えている方も、難易度や合格率、試験内容の違いなどFP2級とFP3級の違いは気になるのではないでしょうか?

現在FP3級を取得している方や合格に向けて学習を進めている方は、2級と3級の違いは押さえておきたいところ!

そこで、FP2級とFP3級の違いについて、FPライトが詳しく解説していきます!

 

FP2級とFP3級の違い

結論からお伝えすると、FP2級と3級は違いがたくさんあります!

早速、FP2級とFP3級の違いを見ていきましょう!

 

学科試験

FP3級は主に個人資産に関する基本的な問題を中心に出題されますが、FP2級はそれに加えて法人関係の問題出題されるようになります。

試験科目 FP3級の内容 FP2級の内容
ライフプランニングと資金計画 ・FPと倫理
・FPと関係法規
・ライフプランニングの考え方・手法
・社会保険
・公的年金
・企業年金・個人年金等
・年金と税金
・ライフプラン策定上の資金計画
・ローンとカード
・ライフプランニングと資金計画の最新の動向
・FPと倫理
・FPと関係法規
・ライフプランニングの考え方・手法
・社会保険
・公的年金
・企業年金・個人年金等
・年金と税金
・ライフプラン策定上の資金計画
・ローンとカード
・ライフプランニングと資金計画の最新の動向
中小法人の資金計画
タックスプランニング ・日本の税制
・所得税の仕組み
・各種所得の内容
・損益通算
・所得控除
・税額控除
・所得税の申告と納付
・個人住民税
・個人事業税
・タックスプランニングの最新の動向
・日本の税制
・所得税の仕組み
・各種所得の内容
・損益通算
・所得控除
・税額控除
・所得税の申告と納付
・個人住民税
・個人事業税
・タックスプランニングの最新の動向
・法人税
・法人住民税
・法人事業税
・消費税
・会社、役員間および会社間の税務
・決算書と法人税申告書
・諸外国の税制度
リスク管理 ・リスクマネジメント
・保険制度全般
・生命保険
・損害保険
・第三分野の保険
・リスク管理と保険
・リスク管理の最新の動向
・リスクマネジメント
・保険制度全般
・生命保険
・損害保険
・第三分野の保険
・リスク管理と保険
・リスク管理の最新の動向
金融資産運用 ・マーケット環境
・預貯金・金融類似商品等
・投資信託
・債券投資
・株式投資
・外貨建て商品
・保険商品
・金融派生商品
・ポートフォリオ運用
・金融商品と是金
・セーフティネット
・関係法規
・金融資産運用の最新の動向
・マーケット環境
・預貯金・金融類似商品等
・投資信託
・債券投資
・株式投資
・外貨建て商品
・保険商品
・金融派生商品
・ポートフォリオ運用
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・関係法規
・金融資産運用の最新の動向
不動産 ・不動産の見方
・不動産の取引
・不動産に関する法令上の規制
・不動産の取得・保有に関する税金
・不動産の賃貸
・不動産の有効活用
・不動産の証券化
・不動産の最新の動向
・不動産の見方
・不動産の取引
・不動産に関する法令上の規制
・不動産の取得・保有に関する税金
・不動産の賃貸
・不動産の有効活用
・不動産の証券化
・不動産の最新の動向
相続・事業承継 ・贈与と法律
・贈与と税金
・相続と法律
・相続と税金
・相続財産の評価(不動産以外)
・相続財産の評価(不動産)
・不動産の相続対策
・相続と保険の活用
・相続・事業承継の最新の動向
・贈与と法律
・贈与と税金
・相続と法律
・相続と税金
・相続財産の評価(不動産以外)
・相続財産の評価(不動産)
・不動産の相続対策
・相続と保険の活用
・相続・事業承継の最新の動向
・事業承継対策
・事業と経営

一見すると、出題範囲が多少増えただけのように思えますが、FP2級はより具体的かつ専門的な問題を出題されます。

学科試験は全問選択問題とはいえ、答えを導き出すために、計算をする必要がある問題などもグッと増え、知識だけの付け焼刃では対応できないことが多いです・・・!

そしてさらに、FP3級の学科試験は2択または3択問題だったのに対し、FP2級の学科試験は全問4択問題になります!

一言で表すとすれば、丸暗記では対応できないのがFP2級になります!

 

実技試験

FP3級の実技科目は3つだったのに対し、FP2級では計5科目になります。

試験団体 FP3級実技科目 FP2級実技科目
日本FP協会 資産設計提案業務
資産設計提案業務
きんざい 個人資産相談業務
個人資産相談業務
保険顧客資産相談業務 生保顧客資産相談業務
損保顧客資産相談業務
中小事業主資産相談業務
どれを受ければ良いか迷っている方は、以下の記事も合わせて見てみましょう!

・FP3級
FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験団体の違い

・FP2級
【選ぶべきは〇〇】FP2級の実技試験

 

試験方式

FP3級はテストセンターのパソコンを使ったCBT方式、FP2級は試験会場で受けるペーパー方式という違いがあります。

また、FP3級のCBT方式は毎日受検が可能(休止期間除く)ですが、2級のペーパー方式は1,5、9月の年3回です。

  FP3 FP2級
試験方式 CBT方式 ペーパー方式
試験日 毎日受検可能(休止期間除く) 1、5、9月の年3回
試験会場 全国約330か所 全国約100か所
2025年度試験からは、FP2級もCBT方式に移行予定です。

 

出題数

学科の出題数は2級も3級も60問で同じですが、受検団体によって実技の出題数が変わります。

きんざいは2級も3級も大問5問(設問は全15問)で同じですが、FP協会は3級が20問、2級が40問と出題数が倍になっています。

FP3級 FP2級
学科:60問
実技:20問(FP協会)、
大問5問、設問15問(きんざい)
学科:60問
実技:40問(FP協会)
大問5問、設問15問(きんざい)

 

試験時間

FP2級の試験時間は、学科・実技ともにFP3級より30分長くなります。

FP3級 FP2級
学科:90分
実技:60分
学科:120分
実技:90分

 

解答形式

学科試験は、FP3級が正誤問題30問と3問択一30問の合計60問、FP2級が四択問題が60問出題されます。

実技試験は、FP3級は多肢選択式20問(FP協会)、事例形式5題(きんざい)、FP2級はどちらも記述式になっています。

FP3級 FP2級
学科:正誤問題30問、3問択一30問
実技:
多肢選択式20問(FP協会)、
事例形式5題(きんざい)
学科:4問択一60問
実技:記述式40問(FP協会)、記述式5題(きんざい)

 

受検料

学科と実技を両方受検する場合、2級は合計11,700円、3級は合計8,000円が必要になります。

その他に、受検料のクレジット払い、もしくはコンビニ払い時に所定の事務手数料が必要になります。

FP3級 FP2級
学科:4,000円
実技:4,000円
両方受検:8,000円
学科:5,700円
実技:6,000円
両方受検:11,700円
クレジット払い事務手数料:54円(学科)、54円(実技)
コンビニ払い事務手数料:146円
クレジット払い事務手数料:76円(学科)、80円(実技)
コンビニ払い事務手数料:146円

 

合格率の比較

FP3級の合格率(FP協会)

おおむね8割前後の合格率となっていますね!

 

FP3級の合格率(きんざい)

こちらは学科は5割前後、実技は4割前後の合格率となっています。

FP協会と比べて学科試験の合格率が低い理由として、金財の場合は企業による団体受検のケースがあり、受検者のモチベーションの違いが出ていることが理由の1つとされています。

 

FP2級の合格率(FP協会)

学科試験は5割前後、実技試験は6割前後の合格率となっています。

 

FP2級の合格率(金財)

学科試験は2割前後、実技試験は科目によって異なりますが、3~6割程度の合格率となっています。

 

出典:FP試験結果(FP協会)FP試験結果(きんざい)

合格率からは、特に学科試験の難易度が上がっており、2級は3級と比べて8割程度の合格率と言えますね!

 

いきなりFP2級を受検することはできる?

ここまで、FP2級と3級の違いについて紹介してきましたが、実はFP3級を飛ばしてFP2級から受検することができます!

ただし、以下の条件のいずれか1つを満たす必要があります。

FP2級の受検資格

・日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者

・FP3級合格者または金融渉外技能審査3級の合格者

・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

出典:受検資格(FP協会)受検資格(金財)

実際にはいきなりFP2級の問題を受けるのはハードルが高いので、まずは3級を合格してから2級を受けるのがオススメです!

というより、FP3級合格→FP2級受検が最も簡単で経済的です。笑

ちなみに、FP2級に受検資格が付されている関係上、FP2級と3級の併願はできません。

「実務経験」とは、実際にファイナンシャルプランナーとして働いている人や、銀行や保険業などの金融関連業務に従事している人が対象になります。

 

まとめ

FP2級と3級の違いを整理すると、次の通りとなります!

  FP3級 FP2級
出題範囲  主要6科目 FP3級の範囲+法人関係 
出題数 学科:60問
実技:20問(FP協会)
大問5問、設問15問(きんざい)
学科:60問
実技:40問(FP協会)
大問5問、設問15問(きんざい)
試験方式 CBT方式(2024年度試験以降) ペーパー方式(2024年度試験まで)
解答形式 学科:正誤問題、3問択一
実技:3問択一
学科:4問択一
実技:記述式
試験会場 全国約330か所のテストセンター 全国約100か所の試験会場
試験日 毎日受検可能(休止期間除く) 1,5,9月
試験時間 学科:90分
実技:60分
学科:120分
実技:90分
受験料 学科:4,000円
実技:4,000円
両方受検:8,000円
(支払い事務手数料が別途発生)
学科:5,700円
実技:6,000円
両方受検:11,700円
(支払い事務手数料が別途発生)
合格率 全体の8割前後
FP3級の合格率の5割~8割程度

FP2級は3級と異なり、出題範囲がより広く、より専門的に問われる点が大きな違いです!

正直に言って、FP2級は3級よりかなり難しいと思います。

しかし、基本的に出題範囲は重複しており、FP3級に合格方がすぐに2級に挑戦すると、意外とすんなり合格できます!

将来的にFP2級の合格を目指している人も、まずは3級でしっかりと基礎を身につけてから2級を受検することをおすすめします!

 

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