こんにちは😊FPのライトです!
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今回は、【FP2級(ファイナンシャルプランナー)の実技試験】について、解説していきます!
FP3級に合格し、次の目標を目指そうと考えた時に真っ先に浮かぶのが「FP2級の取得」だと思います。
ですが、当然FP2級は3級よりも難易度も上がるうえ、FP2級は3級よりも多くの実技試験が存在するため、どれを選択するか悩ましいと感じる方もいるのではないでしょうか?
そこで、FP2級をどの試験団体・科目で受けるべきかについてFPのライトが解説していきます!
目次
FP3級で受検したものと同じでOK
まず先に結論からお伝えすると、FP3級で受検した実技試験を受ければOKです!
出題の流れや傾向を3級の時点で体感しているため、原則3級と同じ科目を選択すれば間違いないと思っているためです。
ちなみに、FP2級は次の5つの実技科試験があります。
試験団体 | FP3級実技科目 | FP2級実技科目 |
日本FP協会 | 資産設計提案業務 |
資産設計提案業務 |
きんざい | 個人資産相談業務 |
個人資産相談業務 |
保険顧客資産相談業務 | 生保顧客資産相談業務 | |
損保顧客資産相談業務 | ||
ー | 中小事業主資産相談業務 |
資産設計提案業務(日本FP協会)
3級と同様、日本FP協会の実技試験は「資産設計提案業務」の1科目のみで、大問10題・設問数は40問で構成されております。
金財(きんざい)よりも設問数が多く、幅広い範囲から出題される傾向があります。
試験範囲は学科試験とほぼ同じで、様々な相談シチュエーションを学ぶことができるため、FP2級の受検者のほとんどが資産設計提案業務を選択しています!
出題例
出典:日本FP協会2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(資産設計提案業務)2024年1月過去問より
個人資産相談業務(きんざい)
金財の実技試験は、「個人資産相談業務」と「生保顧客資産相談業務」、「損保顧客資産相談業務」、「中小事業主顧客資産相談業務」の4科目です。
4科目とも事例形式問題が5問出題され、各事例ごとに3問ずつ計15問が出題されます。日本FP協会よりも設問数が少ない分、より深い知識まで必要とする点が特徴です。
出題例
出典:金財2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(個人資産相談業務)2024年1月過去問より
生保顧客資産相談業務(きんざい)
「生保」という言葉からも連想される通り、生命保険に関する問題がメインで出題されるのが、生保顧客資産相談業務です。
しかし、医療保険や公的年金、タックスに関する問題も出題されます。
将来的に、お仕事で生命保険を扱うかた向けの試験ですが、顧客に提案する際には、生命保険だけの知識があればいいというわけではありませんので、しっかり対策しましょう!
出題例
出典:金財2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(生保顧客資産相談業務)2024年1月過去問より
損保顧客資産相談業務(きんざい)
一方で、損害保険をメインに扱うのが損保顧客資産相談業務です。
将来的に、損害保険(火災保険や地震保険など)を扱う方向けの試験ですが、顧客に提案する際には、損害保険だけの知識があればいいというわけではありません!
余談ですが、後述の理由から受検者数が圧倒的に少ない実技試験です・・・
出題例
出典:金財2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(損保顧客資産相談業務)2023年9月過去問より
中小事業主資産相談業務(きんざい)
FP2級から新たに追加された「中小事業主資産相談業務」についてです。
中小事業主の経営状況や保有資産とは、中小事業主の経営状況や資産、税務に関する相談に乗ることを想定した問題が扱われます。
将来的に、経営者や法人などに向けてコンサルティングを考えているかたにおすすめです。
出題例
出典:金財2級ファイナンシャル・プランニング技能検定実技試験(中小事業主資産相談業務)2024年1月過去問より
出題範囲
出題範囲は実技試験ごとに異なります。
そこで、FPのライトがわかりやすく画像形式でまとめましたので、保存して学習スケジュールを立てていきましょう!
合格基準
日本FP協会 | 金財(きんざい) |
100点満点中60点以上 | 50点満点中30点以上 |
満点の点数は違いますが、どちらも6割以上の得点で合格です。
※配点は非公開となっています。
実技試験を実施しない月もある??
ご紹介した5種類の実技試験ですが、現在のペーパー方式の5月、9月、1月試験の中で行われない試験もあります!
こちらもFPのライトが画像形式でまとめてみました!!
中小事業主資産相談業務は、5月試験では行われません。
そして、損保顧客資産相談業務に至っては、5月試験と1月試験では行われない実技試験です!
参考書籍なども豊富に取り扱われていない場合もありますので、こちらの2つを受検する際は注意しましょう!
あなたにピッタリの試験科目をFPのライトが診断!
どうしても試験団体や科目が決まらない!というかたは、FPのライトが制作した以下のフロー図を参考に選択してみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
FP2級から実技試験の種類も増え、中には迷ってしまう方もいるかもしれませんが、どのような目的でFP2級を取得するかをイメージすれば、すぐに決められます!
仮に決まっていなくても、上の受検科目診断を使い、選択の参考にしてみてください!
既に3級のお持ちのかたも、2級以上の取得を見据えて今から情報収集するかたも、ぜひこちらの記事の内容を踏まえ、学習計画に努めていきましょう!