今回は、【FP(ファイナンシャルプランナー)3級の難易度・合格率】について紹介します。
「3級って聞くと簡単そうじゃない?」「実際どのくらいの人が合格しているの?」という声もあるかもしれません。
そこで、実際ファイナンシャルプランナーの3級がどのくらいの合格率を紐解いていきます!
FP3級の難易度は低い
まず、単刀直入に言うと3級の難易度は低いです!
FP3級は最も難易度が低く、FPの入門とされています。出題形式も全問マークシート方式である点も難易度が低い要因となっております。
合格率については後述しますが、3級はかなりの合格率の高さを誇っており、また一般的に1カ月程度あれば最低限の合格ラインに達することができるため、予備知識がないかたでも気軽に受検できる試験と言えます。
(中には、学習時間たった1週間で合格した強者もいるという噂が・・・!?)
ですが、内容も税金や資産運用など私生活に関わりの深い知識ばかりのため、非常に魅力的です!
合格率は8割を超える!? 3級の合格率の推移
それでは、実際のファイナンシャルプランナー3級がどのくらいの合格率かを見てみましょう!
まず、ファイナンシャルプランナー3級は日本FP協会と金融財政事情研究会(金財、きんざい)の2つの試験機関があります。
日本FP協会
金財
一体なぜでしょうか?
FP3級の合格点
学科試験の合格点は60点中36点以上です。つまり6割以上の得点で合格できます!
一方で、実技試験は日本FP協会と金財で少し異なります。
日本FP協会 (資産設計提案業務) |
金財 (個人資産相談業務) |
金財 (保険顧客資産相談業務) |
|
合格点 | 60点以上/100点満点 | 30点以上/50点満点 | |
問題数 | 20問 | 実例問題5題 計15問 |
ただ、表を見てわかる通り、どちらも6割以上で合格です。国家資格とはいえ、合格ラインも低いことから、学習をコツコツ進めれば合格には手が届く資格です!
金財の合格率が低い”意外な”理由
金財の方が合格率が低く、一見すると難しそうに見えます。しかし、試験の難易度は大きくは関係ありません。
というのも、実は学科試験は日本FP協会・金財ともに同じ問題です。
学科試験が共通問題ということは、実技試験が圧倒的に難しいのでしょうか。ですが3級の場合は、実技試験も日本FP協会・金財ともにマークシート方式です。金財が圧倒的に難しいとも言いにくいです。
そのため、合格率の差は「受検者のモチベーションの差」が関係していると思います。
実は、金財では金融機関等をはじめとする企業の団体受検が日本FP協会よりも多い傾向にあります。
これはあくまで推測ですが、団体受検の場合は受検料を会社が負担したり、受検者が自らの意思で受検しないかたも一定数存在するため、受検者のモチベーションにばらつきがあり、合格率に影響が出ている可能性があります。
合格率だけに左右されず、ご自身が受けたい団体で受検しましょう!
まとめ
FP級は比較的容易に合格することができ、生活に役立つお金の知識を身につけることができるライセンスです。
この合格率の高さを自信につけ、皆さまも受検してみてはいかがでしょうか。